リムサ・ロミンサ領・高地ラノシアにそびえる大神殿。
今回は少し悲しい過去を持ちながらも神秘的な存在感を放つ旅神聖域 ワンダラーパレスを探検してみます。
ボロボロの小舟に乗って上陸。途中で沈んで泳ぐ羽目にならないか心配でしたが大丈夫でしたwもう入口からしてすごくワクワクします。
ここワンダラーパレスは、元々1500年前に建てられた奇病患者の隔離施設だったとのこと。それがある事件によって湖の底に封印されていたようですが、霊災と蛮神タイタンによる大地震の影響によってブロンズレイクの地盤が歪み、湖の水位が低下したことで再び地上に姿を現したそうです。
立派な入口ですね。こうしてみると隔離施設というより、やっぱり神殿に見えます。元々は神殿として建てられたのを後になって隔離施設として利用した、というのが妥当な流れかもしれない。
この神殿が建てられた1500年前といえば第五星暦。今でいうリムサロミンサの領域は海洋都市ニームという国が栄えていました。その時代は十二神をまとめて信仰するのではなく、一つに絞って守護神とする風潮があったようで、ニームの場合は放浪神ワンダラーの異名を持つ、山岳と放浪を司る神オシュオンを信仰していたようです。
元々ここは屋根があったんだろうか。それが崩壊によって吹き抜けになったのかもしれないですね。それでも気持ちの良い空が拝めるし美しいところです。
この周辺は第五星暦ではバイルブランド島と呼ばれており、時代は魔法文明の隆盛期でした。
そして魔法を濫用した魔大戦がエオルゼア全土で巻き起こっており、ニームは小国ながらもコボルト族との交易や斧術の兵と魔道士で構成されたニーム海兵団の力によって独立を維持していました。
魔大戦の合間にも多少の平穏はあったようで、その時代の学者達は魔法を使った癒し手として活躍していたそうです。
光が差し込んで神聖な場所って感じが増します。やはりここは隔離施設として建てられたのではなく、元々旅神オシュオンを祀るために建てられた神殿だったのでしょう。
しかし小国ながらもたくましく発展してきたニームにある日悲劇が起こります。
1隻の交易船から奇病が持ち込まれてしまったのです。それはここに徘徊する者達、トンベリの姿になってしまう奇病でした。ニームの人々はその奇病にかかった人達を魔物だ悪鬼だと罵り迫害したようです。少なからずその奇病を癒そうと奔走した学者達もいたようですが、ついには彼らも奇病に感染してしまいます。
遺跡ってどうしてこうも世界と歴史への好奇心を駆り立てるのでしょうか。
私の妄想も捗ってしまいそうです!
迫害され傷ついた奇病患者達は怨みに呑まれ、やがて心までも魔物となってしまいます。それを恐れた民たちは彼らをワンダラーパレスに隔離しましたが、恐怖は治まらず、ついにはこの神殿ごと封印魔法によって湖の底へ沈めてしまったのです。
その後ニームは第六霊災を生き延びることが出来ず滅亡し、ワンダラーパレスは湖に沈んだまま存在ごと人々から忘れ去られていった、というのが歴史のお話でした。
封印された彼らは私がここを初めて訪れた時にもワンダラーパレスの中を彷徨っていました。攻撃するのは心が痛みましたが、もう自分が何者かもわからなくなった魔物と化していたので私も自分の身を守らざるを得ませんでした。
彼らはいったいどんな気持ちで1500年以上もここを彷徨っていたのか、想像を絶します。長い年月が経ちすぎて、おそらく自分が何者なのかも、何に怒り怨んでいたのかもわからなくなっていたはずです。
この一枚は結構お気に入りです♪
今回たくさんお気に入りSSが撮れましたが、予想以上の収穫でした。楽しい!
海洋都市ニームは交易相手を求めて海を渡ってきたララフェル族の小集落が発展のルーツになっているみたいなので、ニームの民とはきっとララフェル族だったのではないかと思われます。
トンベリになっていた人たちの背丈などを考えると確かに納得がいくものはあります。
しかしやたら執念深く包丁を振り回して追いかけてきたでっかいトンベリはいったい・・・。
奥の壁にオシュオンの紋章が掘られていますね。こうして目の当たりにすると、本当にあった歴史なんだなぁとしみじみします。私は学者ですし、その魔法のルーツがここにあったんだと思うと言葉にならないものを感じてしまいます。
壁が壊れて中にあったであろう巨大な歯車が飛び出しています。
この神殿の何かしらの仕掛けに使われていたのでしょう。
当時の彼らの製作技術に興味がありましたので、軽くスケッチしてきました。
近くで見ると迫力がありますね。キャンプ地から遠目で見た時とは印象がかなり違います。
かなり開けた場所で日が差し込むのでSS映えしますよ!
相当ボロボロに朽ちてしまって、崩壊しないかドキドキします。
しかしこのような状態でも未だに堂々とそびえ立っているということは、それだけ当時のニームの民の技術が高かった証ですね。ま、ボロボロだからこそ遺跡として素敵なんですけどね。
水力を使ってモノを動かしたりしていたようです。なるほど、壁に埋め込まれていた歯車たちはこれと同じような何かの仕掛けに使われていたんですね。
しかし水が入った箱が上に上がっていって、水が入っていない箱が下に落ちていくのは不思議。
どういう仕組みになってるんだろう??
ちょっと青みがかってて不思議な空間です。真ん中に寝転んで召喚された風SSとか撮れそう?
この空間の用途は不明ですが、おそらく祈りを捧げる場所だったのでしょう。
誰もいないし、神聖な場所でちょっとふざけてみちゃいました。
何かの魔法陣っぽいですね。一部が剥がれ落ちているし古代文字みたいなのでわかりませんが、当時の学者たちが奇病を癒すために使っていたもの?それともここを封印するために使われた遠隔系の魔法?いや、元々はオシュオンを祀るための神殿だったのだからただの模様かな?
扉のようなものが見えますが、ここが最奥です。目的のお宝も発見できました。
誰も使ってなさそうだし私が持ち帰って豪遊・・・コホン。
微弱ですがいくつか呪いの品が混ざっていましたので、そっとしておきましょう。
今回は予想以上にSSが捗りまして、枚数もいつもより多めに撮りまくってしまいました。
しかし、いくつか資料を読んだ上でワンダラーパレスにまつわる歴史を自分の中でまとめてみたので、そこそこ気合の入った探検記録になったのではないかと思っています。
SSを撮りに行く場合はどちらかというと夜より日中のほうがオススメです。
お昼に行くとグルポ画面で凝っている間にすぐ暗くなってしまうので、朝一番に行くのが良いと思います。
是非素敵なSSを撮りにワンダラーパレスへ出掛けてみてはいかがでしょうか!
それでは、あなたの冒険に光の加護があらんことを。いってらっしゃい!