エオルゼア文字を読もう!

研究資料集
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冒険者として最初に降り立つ3国があるエオルゼアでは共通語と呼ばれる言語が使われています。

この世界の言語は三大州に限定しただけでも200以上の言語が確認されているとのことですが、現代の世界で最も使われているのは大昔にヒューラン族が開発し広めたとされる「エオルゼア共通語」です。

今回はそんなポピュラーな言語、エオルゼア文字を読めるようになることを目標に、この世界の言語と文字について学んでいこう思います。

エオルゼア文字の対応表

きれいに並んでるとは言いづらいかもしれませんが、エオルゼア文字の対応表を書き出してみました。

ご覧の通り、エオルゼア文字はアルファベットと対応しており、数字まであります。

エオルゼア語は、第六星暦に三度にわたる大移動によってエオルゼアまで流れてきた「ヒューラン族」が開発し広めた言語です。現在では文字も同様に三大州で広く一般的に使われています。

ヒューラン族は多様性を強みとする個人主義的なハイブリッド型能力の種族です。
知識や技術、思想や文明はあらゆる方面から吸収され混ざり合いながら高められたのでしょう。

彼らは他種族がそれぞれに違う言語を使っていたことから利便性の向上を目的に「共通語」を開発。
機能面の良さもさることながら、数でも圧倒していたため三大州に広く伝え他種族にも受け入れられることに成功したようです。

新大陸「トラル大陸」では「トラル公用語」というものが一般的に使われているようで、こちら側とは違った言語ですが、他種族国家として一種族の言語を強制せず共通語を改めて作るという成り立ちは同じのようです。どれくらい意思疎通が可能なのか気になります。

さて、これを元に読めそうな文字を読んで見ましょう。まずはアルファベットに変換してみます。

A・・・D・・・U・・・なるほど、「ADUYSES」ですね。なるほどなるほど、わからん。

こんな英単語あったっけ。調べてみてもなかなか出てきませんが、これはヒカセンの間では有名な単語で「ニュース、お知らせ」という意味でした。他の街でも同じ「ADUYSES」が使われているそうです。

実は英語と言っても、現代英語ではなく古い時代の英語を参照しているため、今では使われていない死語もあるんだそうです。だから普通に調べても出てこないわけですね。

エオルゼア文字が読める利点

文字が潰れてしまって読めないものも多くありますが、世界に点在する文字を読めるようになると物語や誰かのセリフでは語られない「文字だけの秘密のメッセージ」を受け取ることができます。

それは世界地図に書かれた文字、石碑、壁に書かれたメッセージなど、様々な場所に眠っています。
例えばエオルゼア全図などの世界地図の右下にメッセージが書かれているのは知っていますか?

他の地域にも独自の文字や言語はありますが、手始めにでも世界で最も流通しているエオルゼア文字を覚えれば受け取れるメッセージはきっと増えることでしょう。

それらを読み解き世界を隅々まで探求する旅はまさにロマンだと私は思います。

あと普段撮っているSSやメッセージカードにエオルゼア文字で名前や手紙を書くのもヒカセン独特の表現になって素敵です。知る人ぞ知る暗号みたいだし、本当にこの世界の住人になったようでベテラン感も出てかっこいい♪

その他の言語・文字

エオルゼア語以外にも、世界では様々な言語が登場します。

三大州に住む種族の中では「古エレゼン語」「古ララフェル語」「ひんがしの国の古語」「古代ダルマスカ語」などの人型種族が扱うものや、「アマルジャ語」「シルフ語」といった人外種族もこれまた独自の言語を発展させています。

物語の中では音声付で登場する言語もありますね。ドラゴン語や古代人語といったものがすぐ思いつくところです。

どの種族も言葉を持ち、同族同士で意思疎通を行い知恵を後世に言い伝えることによってそれぞれの文化や生き方を発展させていきました。言葉を音として利用してきた点はどの種族でも共通していますが、中でも特に、人型種族はそれを文字として書き起こすことを覚え、後世にあらゆるものを伝え残してきた特殊な種族と言えるかもしれません。

話す言葉は共通していても、それを表す文字だけは種族や地方によって独自に開発され発展している。そんなおもしろい変化がこの世界にはあるようでした。

東方の地では延夏字(やんさじ)と呼ばれる文字が2000年以上前(第五星暦末期)に開発され使われていました。ひとつの字にひとつの言葉を表す「表語文字」という使い方をしたようですが、あまりの字の多さに覚えることが難しいという機能面に欠点があり、実用性の乏しい文字もあったようです。

そんな事情もあって後の時代に「東方文字」が開発され、現在でも使われているようです。

このように一文字で言葉の意味や発音が同時に表される文字を「表語文字」又は「表意文字」と言います。漢字がその代表例で、見るだけで意味が分かるのが最大の特徴です。

漢字は日本人でも読み方含めて知らない字が多くありますし全部覚えるのもかなり大変です。

日本語にはひらがなとカタカナもありますが、これは「表音文字」といって表語文字(表意文字)の対の関係。アルファベットもそうですが、基本的には音を示す文字です。
それ単体では意味を持ちませんが、単語にすることで初めて言葉として意味を持つのが特徴です。

文字にもこんな分類があるんですね。勉強勉強!

世界は変わりますが、第一世界ではノルヴラント語という独自の文字が存在していました。
世界が違えば発展する文化や文字も当然変わります。しかし形が違うだけでアルファベットに当てはめたような大小それぞれ26文字である点や文法の在り方はエオルゼア文字と同じようでした。

なので、エオルゼア文字と同じ手順で解読すれば地図もきちんと読めるようになります。

他にも同じエオルゼア文字なのかわかりませんが、ラザハンで使われている文字が少し特殊でした。

これはデザイン上のものなのでしょうか。エオルゼア文字はイルサバード大陸にも広まっていてガレマルドでも使われているくらいので、おそらくラザハンでもエオルゼア語が使われているはずです。

やはりフォントとかデザイン上の都合で少し変わった形をしているだけかもしれません。
本当にこの世界は芸が細かくておもしろい。

蛇足ですが、扱う言語というのは母体となる国の力や文化の影響力を表しているとされています。ひとつの国の言葉が他国で広まるということは、その国の影響力ないしは支配が広まるのと同じ力を持ってるんですね。良くも悪くも。

地球では国際的な力関係の均衡や不平等感を調整する目的から「エスペラント」という人工言語が開発されて世界共通語とされていますが、インターネットの普及や実用性の低さなどからあまり広まっていないようです。

実際問題として英語の方がIT分野などの面で実用性が高く、長い時間と歴史を経て発展してきたバックボーンがあるので言語として洗練されているのかもしれません。しかし、あまり使われていないが世界共通語は存在している、というのはひとつ勉強になります。

まとめ

エオルゼア語は文字がアルファベットに対応していて、変換さえできてしまえばあとは英語の文法や単語として読み解くことができます。

実際のゲーム画面は解像度の関係で文字が見えにくいことが多いのですが、ある程度エオルゼア文字を覚えてしまえば「たぶんこの字だろう」という宛がつくこともあります。最初は変換に時間がかかるかもしれませんが、これも慣れでスピードが上がってきます。

そうやってエオルゼア文字を見ながら英単語を読めるようになってくれば、すっかりエオルゼア文字を習得したことになると思います。

そしてこの世界に生きるエオルゼア文字を扱える住人としての自分が出来上がっていきます。
それが楽しいと思える方ならば、きっと覚えて損はないと思います。
是非一日一文字ずつ、暇なときに文字を書いたり読んだりして覚えてみてはいかがでしょうか。

それでは今回はここまで。あなたの冒険に光の加護があらんことを。

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